お茶の博物館
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日本茶博物館

お茶を美味しく飲む方法

 現在日本で生産されている80%が煎茶ですが、同じ煎茶でも蒸し方によって性質が変わってきます。
 蒸し方の浅い"若蒸し"は茶葉の形状が良く、香りが高いです。芯まで蒸す"深蒸し"の場合は多少形状は崩れますが、味にコクがでます。どちらを選ぶかは好みの問題ですが、一般に水のいい場合は若蒸し、水質が多少落ちる場合は深蒸しが向いています。
 茶碗は口が開き加減になったいわゆる朝顔型で、中の白い磁器が好ましいです。この手のものが最も香りがたちやすく、かつお茶の色も良く映えます。煎茶のうまみを十分に堪能していただく為には100g1000円から3000円程度の高級茶を買うにこしたことはありません。一回に使う茶葉の量は急須に6−8gいれてください。お茶の味は湯加減次第でまるで変わってきます。渋味や苦味は80度以上で浸出しますがうまみと甘みは60度以前で浸出します。つまりあまりお湯が熱すぎると渋味や苦味ばかりが強くなってしまいます。お湯は必ず沸騰させてください。そして飲むときの温度は65度前後が一番おいしいです。ですからお茶を入れるさいにはいったん湯冷まししてください。たとえばポットで保温したお湯なら約85度前後ですからこの場合は茶碗に一度そそいでから急須に移してください。そうするとお茶が入ったときにちょうど飲みごろの温度になってお湯の無駄もでません。
 お湯を注いだ急須は茶葉が開くの待つ意味で少しおきます。これは深蒸しで30秒、若蒸しで60秒というのが一応の基準です。そのうえでお茶は一気に茶碗に流し込まず、ごく少量ずつ注ぎ分けることがお茶のうまみを最大限に引き出すポイントです。なお2煎目は1煎目よりも苦味や渋味が出やすいのでもっと湯温を低くしてください。茶葉もすでに開いているから時を移さず茶碗に注ぎ分けるのがコツです。

 なお、お店で選ぶときはお茶の性質は沢山ありますからなるべく回転のいい専門店で、それも100g1000円のお茶が何種類もあるようなところで買うと良いでしょう。それから真空パックに入っているお茶を買うことがよいでしょう


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